(前回の記事はこちら)
スケルゴン(GENOMA)は2頂点ポリゴンです。つまりModeler上ではモーフも作れます。
ですので、素体にでウェイトをきっちり作っておけば、最小限の手直しでキャラクターバリエーションが手軽に作れます。
まずベースの素体を作り、GENOMA2のリグを仕込んで丁寧にウェイト設定します。
モーフで男性、子供、ぽっちゃり男性、ぽっちゃり女性などの体型バリエーション、男性顔、リアル女性顔などの顔バリエーションを別々のモーフとして作っておきます。この時GENOMAリグも体型に合わせて位置調整しておきます。
新規でモーフを作り、DStormプラグインのModeler版「MorphMap_Mixer」でモーフを混ぜ合わせ「中学生ぐらいのぽっちゃり男子」のようなバリエーションを作ります
出来たモーフをベースからApply Morphしてベース形状に割り当てれば、そのままレイアウトでCreate Rigするだけですぐに使えるキャラクターになります。(ウェイトの微調整が必要な場合はありますが)
あとは服のウェイト設定を3rd Powersさんのプラグイン「Paint Weights」などでバインドすれば、かなりスピーディーにキャラクターバリエーションが作れると思います。
ピンときた方もいらっしゃるかもしれませんが、この方法はDAZ StudioのGenesis1をヒントに思いついたものです。DAZはキャラに特化したソフトだけに、触ってみると色々勉強になります。
最後にGENOMA2リグを作るのに便利なスクリプトも公開しておきます。
Modeler用
・krs Rename Genoma Exp
GENOMAボーンのリネームは標準でAdd Prefixなどの機能がありますが、エクスプレッションタグの式を一括で変える機能が無いので作った物です。
Layout用
・Save Schema Pos
選択したアイテムの子孫の階層のスケマティック位置をファイルに保存します。
・Load Schema Pos
ファイルに保存されたアイテムと同じ名前のアイテムのスケマティック位置をロードして割り当てます。
詳しくはスクリプトページで。
http://handtomouse.sblo.jp/article/184191445.html
それでは、良きGENOMA2ライフを!!
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