なんやかんや日々頑張っておりますが、文章を作るのが極端に不得意な私ですので、すっかり投稿が滞っておりました。
さて、あまりに新Lightwaveに焦らされる日々で、Lightwaverの皆さまもお寂しいと思いますので、ここらでTipsでも投稿しておきます。
今回はLightwaveで、インスタンスを使用した木の作り方です。
木以外にもインスタンス配置したものをlwoにしたい時にお役に立ちますれば。
ただ、私は英語メニューで使ってるので、コマンド表記は英語で書いてます。
マニュアルで検索すれば日本語コマンド名もわかると思うので、お手数ですが調べてくださいませ。
まず木の幹を準備します。
今回はフリープラグインのDP Verdureで作りました。
http://dpont.pagesperso-orange.fr/plugins/Verdure/DP_Verdure.html
ただこれ、Mac版がないので、わざわざParallelsのWindowsを起動してこれだけ作りました。
枝葉のオブジェクトを用意します。
まずはこんな感じの板に枝葉をマッピングした素材を配置してみます。
枝の付け根が原点になっています。
DP Verdureで作った幹には、枝先に向かって値が増えていくWeightが自動で作られています。
レイアウトに読み込んだ幹にインスタンスジェネレーターで先ほどの枝ポリゴンをこのWeight値を使って配置します。
ウエイト指定はノードでこんな感じ。
グラディエントで調整したものをWeightにつなぎ、葉っぱの配置具合(黒いところ・幹側には配置しない)を調整します。
同じWeightを任意の定数から引き算してScaleに入力、枝の先ほど枝葉を小さくします。(定数は元の枝葉ポリゴンのサイズによりますので調整してください)
たぶんこっちもグラディエントで制御可能です。
できたのがこんな感じ。
それでは、この枝葉をオブジェクトとして固定します。
Layoutで枝葉ポリゴンを選択し、Clone > Python Bake Instanceします。
ずらっとオブジェクトとしてコピーされました。
ここからの作業は大変重くなりますので広い心で対応してください。
ネット情報では、このシーンをFBXでセーブしてModelerで読み込む方法を見つけたのですが、FBXを介すると透明度情報が消えたりして大変面倒ですので、別の方法を。
まずこのシーンをセーブします。
ModelerにDStormプラグインの「Load Object From Scene」というのがあるので、Edit Menu Layoutで検索するなどしてメニューに追加します。(覚えてないんですが、確かデフォルトではメニューになかったよね?)
普通は元からインストールされていると思いますが、ない人がいたら、これ↓です。
http://www.dstorm.co.jp/dsproducts/FreePlugins/Modeler/Load_Objects_From_Scene.html
Load Object From Sceneコマンドで先ほどのシーンファイルを開きます。
すると、枝オブジェクトがずらっとレイヤーに読み込まれます。
透明度とかももちろんそのままです。
なぜか全部のレイヤーが表示になっていないので、レイヤーパレットの下記画像部分をクリックして全部選択します。
Layerタブ > Layer Utilities > Flatten Sel Layerを押して一つのレイヤーにまとめます。
一つのレイヤーにまとまります。
なぜか一番上のレイヤーでなくどっかにあったりするので、カットペーストで一番上にします。
はい出来上がりです。
この方法の利点として、同じ枝ぶりでポリゴンレベルを変えた物を後で作れるというのがあります。
先ほどの枝ポリゴンと同じ形状のハイポリ形状を用意して、最初のシーンのインスタンスを置き換えるだけで、全く同じ枝ぶりのハイポリバージョンを作れます。
それぞれの見た目とポリゴン数はこんな感じ。
近景遠景用に色々できると思うので、おためしください。
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